自動車損害賠償責任保険(自賠責)の最近のブログ記事

「賠償責任保険」とは、第三者に対する賠償を目的とした保険です。交通事故で他人に怪我をさせてしまったり、他人の財物を壊してしまったりした時には、加害者は損害賠償責任を負うことになりますが、そういった万一の場合に役立つのが賠償責任保険です。賠償責任保険というのは、他人に対する賠償を助けるものであり、被保険者に対して支払われる自動車保険とは違うものです。自動車保険の賠償責任保険としては、全てのドライバーに加入が義務づけられている「自動車損害賠償責任保険」と、各々のドライバーが任意で加入する「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」があります。

自動車損害賠償責任保険には限度額が定められています。また、自動車損害賠償責任保険には対物の賠償がないため、多くのドライバーは、より手厚い保障を求めて、民間の任意保険に加入することになるのです。任意で加入する保険のうち、「対人賠償保険」は、人に対する補償を目的としています。「対物賠償責任保険」は、財物の破損に対する補償を目的とするものです。保険会社によって、「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」は多少の違いがあり、限度額がある場合もあれば無制限の場合もあります。

自賠責保険は、正式には「自動車損害賠償責任保険」といいます。公道を走るあらゆる自動車と原動機付自転車は、この自動車損害賠償責任保険に加入することが原則とされています。自動車損害賠償責任保険は、運転免許証と同様に、加入の証明書を携帯する必要があり、違反した場合は罰金などの処分を受けることがありますので、気をつけましょう。自賠責保険については、任意で加入する自動車保険と違って「更新時期のお知らせ」などは届きませんので、自分自身でよく注意を払っておかなければなりません。特に、車検のない250cc以下のバイクなどの場合は、要注意です。

自動車の運転に関する規則違反については、罰則が厳しくなる傾向にあります。自動車損害賠償責任保険の加入や、証明書の携帯などについても、気をつけておくに越したことはないということができそうです。

このように、自動車損害賠償責任保険はとても重要なものですが、補償範囲が狭く補償額も限られているため、自動車損害賠償責任保険だけでは十分とは言えないケースも増えています。万が一の事故に対する備えを十分にしたいと考えている人は、任意加入の自動車保険も併せて加入しておくと安心でしょう。

「自動車損害賠償責任保険」は、一般に「強制保険」というような呼び方をされることもある重要な保険です。これは、公道を走るすべての自動車や原動機付自転車に対して加入することが義務とされており、自動車損害賠償責任保険に加入していない車は、公道を走行してはいけないことになっています。証明書がなかったり、期限が切れていたりすると、罰金をとられることもあるのでよく気をつけておきましょう。

この自動車損害賠償責任保険は、国が交通事故の被害者を守ることを目的に始めた保険で、交通事故で相手を死傷させてしまった場合や、被保険者が死傷した場合に、保険金を受け取ることができます。自賠責保険の支払いには限度額が設定されていますが、保険期間中は、事故の回数などによって保険金額が減額されることはありません。複数の自動車や被害者が巻き込まれた事故の場合には、それぞれの被害者に対し保険金が支払われることになります。自動車損害賠償責任保険の対象とされる被保険者は、自動車の保有者と運転者ですが、自動車の所有者と運転者との間でおきた事故については、自動車損害賠償責任保険では補償されないことになっていますので、注意が必要といえるでしょう。

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