自動車保険の種類の最近のブログ記事

自動車の運転には、危険もつきものです。どんなに注意深く運転していても、事故に巻き込まれてしまう可能性もありますから、油断は禁物ということができるでしょう。
交通事故を起こしてしまい、事故の相手が亡くなってしまったような場合には、強制加入の自賠責保険だけではとても間に合わないこともあります。
また、自分自身の過失で高価な自動車に追突してしまったり、ガードレールに衝突してしまったりした場合にも、自賠責保険だけでは保険金がおりないことがあるので、よく注意する必要があります。

自賠責保険だけでは足りない部分を補って助けてくれるのが、民間の自動車保険です。
自動車保険の主な内容は、四種類に分類することができます。

まず一つめは、「対人賠償保険」です。対人賠償保険は、人間に対しての賠償をするものです。
二つめは、「対物賠償保険」です。
こちらは、物に対しての賠償をする保険です。
三つめは、「人身傷害補償保険」です。
人身傷害補償保険というのは、自動車に同乗していた人に対して賠償するものです。
そして四つめは、自分自身の車に対する「車両保険」です。

こういった内容の自動車保険を自賠責保険に組み合わせることによって、万が一の場合に備えることが可能となるのです。

「リスク細分型自動車保険」というのは、ドライバーの年齢や性別、運転歴、自動車の使用状況、走行距離といった数多くの要素から保険料に細かく差をつけた自動車保険のことをいいます。このリスク細分型自動車保険の特徴は、リスクの低いドライバーにとっては保険料を安くすませることが可能で、逆にリスクの高いドライバーにとっては保険料が高くなるという点にあります。上手に使えば、自動車保険料が割安になるという人も多いことでしょう。一例をあげれば、ゴールド免許所持者は、事故を起こす可能性が低いという理由から自動車保険料が安くなったり、走行距離が少ないドライバーは、事故にあう確率が低いと考えられるため、保険料が割引されたりします。

もちろん、リスク細分型自動車保険に加入すると、保険料が上がってしまうこともあります。自動車の利用頻度がとても高い場合や、ドライバーの年齢が低い場合など、リスクが高いと考えられる人がリスク細分型自動車保険に加入した時には、保険料が上がってしまう可能性があるので、注意が必要です。自分自身の状態をよく理解したうえで活用すれば、リスク細分型自動車保険は合理的な保険であるということができるのではないでしょうか。

自動車保険の「対人賠償保険」は、「人」に対する補償を目的とするものです。交通事故で他人に怪我をさせてしまった場合には、法律上、加害者は損害賠償責任を負うことになります。全てのドライバーには自動車損害賠償責任保険に加入することが義務づけられていますが、この自動車損害賠償責任保険の支払い額には限度があり、大きな事故を起こした場合には限度額以上の賠償が発生することもあります。対人賠償保険に加入していれば、自動車損害賠償責任保険では間に合わない部分は保険会社の負担になります。つまり、自動車損害賠償責任保険で対処しきれないところをカバーするのが対人賠償保険というわけなのです。対人賠償保険の加入は任意ですが、万が一の時のために、加入を検討しておきたい保険であるということができます。

対人賠償保険の対象者は、第三者であることが大前提とされていますので、被保険者とその家族は対象にはならないことになります。また、被保険者の了承のもとで、被保険者の自動車を運転した人なども対象外です。補償の対象にならない場合はほかにもあるので、対人賠償保険に加入する場合には、この点について、特によく確認しておく必要があるでしょう。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち 自動車保険の種類カテゴリに属しているものが含まれています。

次のカテゴリは自動車保険の解説です。

最近のコンテンツはインデックスページ で見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページ で見られます。